日常生活で朝とか昼間はよくカラスを見ることがありますよね。
ですが、夜になると見かけることは少ないと思いませんか。
カラスは、夜は一体どこにいるのでしょう?
また、夜は見かけないのに、人が寝ている朝方にカラスの鳴き声で目覚めたこともあるのではないでしょうか?
朝早くから鳴くのは不思議ですよね。
そこで、本記事ではカラスは夜にどこにいるのか、朝早くから鳴く理由について解説していきます。
カラスは夜どこにいるの?
結論からですが、カラスは夜になると眠るための場所である「ねぐら」に集まります。
カラスは知能が高く、非常に社会性が高い鳥なので、群れを成して生活しています。
そのため、夜になるとねぐらに集まるというわけです。
ねぐらとは、カラスが夜に集合して休む場所のことで、山の斜面や深い森、神社の周辺の木々など自然が豊かな場所に作られます。
一方で、都市部では広い公園や郊外にある雑木林がねぐらとして利用されることが多いです。
カラスは、ねぐらに集まる前に、ねぐらや群れの安全確認のために一か所に集まります。
夕方に森の近くや、電線や建物の屋上に多くのカラスが集まっているのが、この行動と言われています。
安全が確認できた後、カラスはにねぐらに移動して寝るようです。
大きなねぐらでは、数百から数千、場合によっては1万羽以上のカラスが集まることもあるそうです。
そんな場所を見かけたら、非常に怖くて近づきたくないですね。
また、カラスは常にねぐらで寝るわけではないようです。
繁殖期の4月から7月は夫婦で子育てに専念するため、集団行動をする機会が減るようです。
カラスの繁殖期の行動については、以下の記事をご覧ください。
春から初夏のカラス対策!繁殖期の行動と対策について徹底解説
カラスが朝早くから鳴く理由は?
まず、カラスは早起きの習性があり、日の出前から活動を始めています。
朝早くから活動しているカラスが鳴く理由を紹介します。
・仲間とのコミュニケーション
・エサの在りかを知らせる
・縄張り争い
それぞれについて解説していきます。
仲間とのコミュニケーション
1つ目の理由は、カラスは集団生活をしているので、仲間とコミュケーションをとっているためです。
日の出前から活動を始めて、朝のあいさつをしていると考えられています。
エサの在りかを知らせる
2つ目の理由は、エサの在りかを知らせるためです。
エサを見つけたカラスが、他のカラスに場所を教えるために鳴いていると考えられています。
縄張り争い
3つ目の理由は、縄張り争いです。
年々カラスの数が増えているので、カラスの集団も複数あり、それぞれ縄張りを持っています。
その縄張りを主張するために鳴いていると考えられています。
まとめ
今回は、カラスは夜にどこにいるのか、朝早くから鳴く理由について解説しました。
カラスは夜には「ねぐら」と呼ばれている場所に集まって、集団で寝ています。
また、朝早くから鳴く理由は以下です。
・仲間とのコミュニケーション
・エサの在りかを知らせる
・縄張り争い
カラスは知能が高く、また集団で生活しているため、自分の身を守るためにも刺激しないようにしましょう。