台風の目って何?台風の目の中は天気が良い?

夏が近づくと台風が多い季節になりますね。
7月から10月が特に台風が多い時期です。
台風になると交通機関の乱れ、災害など色々な被害を受けるので本当に嫌ですよね。

そんな台風ですが、勢力が強いと台風の目というものを持っています。
天気予報でもよく台風の目という言葉をよく耳にしますが、台風の目の詳細を知っている人は少ないのではないでしょうか?
そこで本記事では、台風の目とは何か、台風の目の中は天気が良いのか解説していきます。

台風の目って何?

台風の目とは、台風のうずの中心部で穴が開いている部分のことです。
台風の中心付近で、周りに比べて雲が少ないため穴が開いて見えます。

台風の目はどうやってできる?

台風は熱帯や亜熱帯の海域で、多量の海水が暖められて水蒸気となり、その水蒸気が上昇して出来た雲が発達することで作られます。
台風の中では、強い風が半時計周りで中心部に向かって吹き込んでいます。
風が強いほど遠心力によって雲が外側に引っ張られるので、中心には風が吹き込めず、雲も少なくなります。
中心の風が弱く、雲も少ない部分が台風の目となります。

台風の目の大きさと強さの関係は?

台風の目の大きさは20kmから200kmに及ぶことがあります。
一般的に、台風の目が小さいほど台風は強いとされます。
台風の目が大きい方が強い台風と思われがちですが、台風の目が小さい方が気圧の傾きが大きく激しい風が吹いて強い台風となります。

台風の目は必ず出来る?

台風の目は必ず出来るわけではありません。
勢力の弱い台風だと、中心部まで風が吹き込むため台風の目が出来ません。
台風の目がある台風は勢力が強い、台風の目がない台風は勢力が弱い台風です。

台風の目の中は天気が良い?

台風の目は、前述の通り雲が少なく風も弱くなります。
そのため、場合によっては、台風の目に入ると青空が見えることもあります。

台風が接近すると、激しい暴風雨に見舞われることが一般的ですが、台風の目に入ると意外と穏やかな天気になります。
しかしながら、台風の目を過ぎると、、再び台風の外側の暴風域に戻るため、静けさはすぐに荒れた天気に変わります。
一時的に雨風が収まっても、台風情報を確認し続け、安易に外出しないように注意が必要です。

まとめ

今回は、台風の目とは何か、台風の目の中の天気について解説しました。

台風は中心に目があり、大きさが小さいほど強い勢力の台風です。
台風の目の中に入ると天気が良くなりますが、通過すると荒れた天気に変わります。
台風が近づいてきたら天気予報をこまめに確認して、安全のために最善の行動を取りましょう。

本記事がみなさまの生活にお役立ち出来ると幸いです。