天気予報をみていると風速という言葉を耳にしますよね。
風速という言葉を特によく聞くのは、台風情報の時ですね。
降水確率は気にすることはありますが、台風以外では風速を気にすることは少ないと思います。
では、風速というのは具体的に何を示しているのでしょうか?
漢字そのままで、風の速さというのは分かりますが、具体的な感覚が分かりづらいですね。
そこで、本記事では風速とは何か、また風速の種類と風速の測り方について詳しく解説してきます。
風速って何?
風速とは、漢字そのままですが、風が吹く速さを示しています。
具体的には、空気が1秒間に何m移動したかを表します。
単位は、1メートル毎秒(m/s)が使われます。
例えば、10m/sでしたら、空気が1秒間に10m移動することです。
10秒あれば100m進むので、陸上100m走のトップ選手並みという感じですね。
また、非常に強い台風は風速50m/sを超えます
この時は、100mを2秒で進むことになるので、非常に速いということが分かります。
風速の種類は?
風速には、平均風速、最大風速、瞬間風速、最大瞬間風速の4種類の表現があります。
それぞれの違いについて解説します。
平均風速
平均風速とは、地上約10メートルの高さで10分間に測定された風速の平均値のことです。
天気予報で風速という場合は、平均風速のことを示しています。
最大風速
風はずっと一定の強さではなく、強くなったり弱くなったりします。
平均風速の10分間の平均に対して、10分間の中で最大の風速が最大風速です。
瞬間風速
風速は0.25秒周期で計測しています。
0.25秒周期の12個の値(0.25秒x12個=3秒間)の平均値が瞬間風速です。
最大瞬間風速
瞬間風速が0.25秒周期の12個の値(3秒間)で、その中の最大の風速が最大瞬間風速です。
3秒間の中で最も風速が強い値ということですね。
風速の測り方は?
風速は「風車型風向風速計」と呼ばれる計測器を使って測定しています。
この計測器は、本体に4枚のプロペラと垂直尾翼が取り付けられているのが特徴です。
プロペラが回転することで、風の向きと速度を計測できます。
まとめ
今回は、風速とは何か、また風速の種類と風速の測り方について解説しました。
風速とは、空気が1秒間に何m移動したかを示しています。
風速の種類には、平均風速、最大風速、瞬間風速、最大瞬間風速があり、風速の測定には風車型風向風速計を使用します。
本記事がみなさまの生活にお役立ち出来ると幸いです。