夏日、真夏日、猛暑日、酷暑日、熱帯夜って何?使い分ける基準は?

夏が近づくと、テレビやネットニュースなどで「明日は夏日でしょう」とか、「今夜は熱帯夜になるでしょう」といった言葉をよく聞きますよね。
暑い日になるんだろうなとは分かるのですが、実際どれくらい暑いのか分からない方もおられるのではないでしょうか?
言葉の意味は大切ですよね。
意味が分かると、より暑さの実感がわくと思います。

ということで、本記事では夏日、真夏日、猛暑日、酷暑日、熱帯夜について解説してきます。

夏日、真夏日、猛暑日、酷暑日、熱帯夜の意味

夏日(なつび)、真夏日(まなつび)、猛暑日(もうしょび)、酷暑日(こくしょび)、熱帯夜(ねったいや)は気温が判断基準になります。
以下、それぞれの言葉の意味を詳しく説明します。

夏日って何?

夏日とは、最高気温が25度以上の日のことです。
夏日といっても、夏のように暑い日ということで、夏以外の季節でも使えます。
夏に入ったかなという感じで、汗ばんでしまうぐらい気温です。

真夏日って何?

真夏日とは、最高気温が30度以上の日のことです。。
真夏日も夏日と同様で、夏以外の季節でも使えます。
熱中症にも気を付ける必要がある気温です。

猛暑日って何?

猛暑日とは、最高気温が35度以上の日のことです。
長期間外に出ているのは危険なほどの暑さです。
35度以上の高温は体への負担も大きいため、脱水症、熱中症などに十分な注意が必要です。

酷暑日って何?

酷暑日とは、最高気温が35度以上の日のことです。
猛暑日と同じ気温ですね。
違いについては後述します。

熱帯夜って何?

熱帯夜は、夜間(大体18時から翌朝6時まで)の最低気温が25度以上の日のことです。
熱帯夜になると寝苦しいですね。
エアコン、サーキュレーター等を活用して上手く乗り切りましょう。

猛暑日と酷暑日の違いは?

猛暑日と酷暑日は共に最高気温が35度以上という基準で使用しますが、この二つの用語にはそれぞれ異なる背景があります。

最初に酷暑日という表現はマスコミによって使われ始めた非公式の用語でした。
以前は、最高気温が35度を超えることはまれでしたが、2006年の猛暑、特に西日本で高温が続いたことでマスコミの酷暑日という言葉が広まりました。

一方、気象庁は2007年に猛暑日という用語を正式に導入し、最高気温が35度以上の日と定義しました。
これにより、猛暑日は正式な気象用語と定義されて、酷暑日は猛暑日の俗称として認識されることになりました。

まとめ

今回は夏日、真夏日、猛暑日、酷暑日、熱帯夜について解説しました。
まとめると以下になります。

・夏日:最高気温が25度以上の日
・真夏日:最高気温が30度以上の日
・猛暑日:最高気温が35度以上の日
・酷暑日:最高気温が35度以上の日、猛暑日の俗称
・熱帯夜:夜間の最高気温が25度以上の日

高温の日は脱水症、熱中症にならないためにも、できるだけ外出や運動は控えましょう。
エアコン等を活用して室内環境を快適に保ち、暑い夏を元気に過ごしましょう。