検便は何日前に採取すればよい?保管場所はどこ?

健康診断が近づくと、「検便が必要な日に便が出るかな」と心配になる方はいるかと思います。
普段は快便なのに、健康診断の間近になると緊張のせいか出ないということもありますよね。

そのため、健康診断の数日前に便を採取しておくこと良いですが、一体どれくらい前に採取しても問題ないのでしょうか?
数日前に採取した便はどこに保管しておけばよいのでしょうか?

本記事では、検便は何日前に採取すればよいか、また、どこに保管すればよいか解説していきます。

検便は何日前に採取すればよい?

通常、検便は健康診断の前日や当日の朝に採取することが多いですが、不規則な便通の人は1週間前から採取しても問題ありません。
1週間前でしたら、便の出るタイミングについて心配がなくなり安心ですね。

ただし、採取した便の保管は「冷暗所」で行う必要があります。
適切な保管を怠ると、便の中の重要な成分が分解されてしまい、正しい検査結果が出ない可能性があります。

ではここで、「冷暗所」とはどこのことでしょうか?

検便を保管する冷暗所ってどこ?

検便を保管する冷暗所とは、直射日光のあたらない25度以下の涼しい場所です。

具体的には、冷蔵庫が最も適しています。
冷蔵庫は直射日光があたらず、温度が均一に保たれるため、検便を保管するのに理想的な場所です。

ですが、便を食品と同じ場所に保存することに抵抗を感じる人は多いかもしれません。

そこで、冷蔵庫以外で直射日光があたらない涼しい場所としては、トイレ、物置、押し入れが挙げられます。
ただし、夏場は高温になるかもしれないので、25度以上にならないか温度を測って保管するようにしましょう。

場所が無いようでしたら、発泡スチロールの箱を使用し、保冷剤と一緒に保存する方法も有効です。
その場合は、保冷剤を数時間ごとに新しいものに交換して、一定の温度を保つようにしましょう。

便の採取で気を付けるポイント

検便を採取して問題ない期間と、適切な保管場所について前述しました。
そもそも、便の採取方法が適切でないと、採取タイミングや保管場所が良くても、検査で悪い結果が出る可能性があります。

そこで、便の採取で気を付けるポイントを紹介します。

便の全体をこすらない

便を採取する時は、全体をこすらないようにしましょう。

便を採取するスティックの先端を便の表面に数回突き刺して、スティックの穴が埋まる程度の量の採取で十分です。
便の全体をこすったり、取り過ぎたりすることはしないようにしましょう。

緩い便の採取でも問題ない

しっかりした固形の便の採取が良いと思う人が多いですが、実は緩い便でも適切に採取すれば検査可能です。
緩い便の場合は、採取するスティックの先端にしっかりと便をつけることがポイントです。

採取してはいけない便

水に落ちた便は採取してはいけません。

便に問題があって血液が混じっている場合でも、水に落ちると血液が薄まります。
その結果、正しい検査結果が出ない場合がありますので、水に落ちた便は採取しないようにしましょう。

まとめ

今回は、検便は何日前に採取すればよいか、また、どこに保管すればよいか解説解説しました。

検便は、1週間前から採取しても問題ありません。
この時、直射日光のあたらない25度以下の涼しい場所に保管する必要があります。

具体的には、冷蔵庫が最も適していますが、トイレ、物置、押し入れなどでも温度に気を付ければ保管しても大丈夫です。
検便は1週間前の便の採取で、保管場所に気を付ければ良いので、便の出るタイミングの心配がなくなり安心ですね。

本記事がみなさまの生活にお役立ち出来ると幸いです。