犬の散歩で10kmってアリ?愛犬に合った距離とメリット・注意点を徹底解説!

毎日、犬を10km散歩させているけど、これって多すぎ?それとも足りない?

そんな疑問を持っていませんか?

この記事では、「犬 散歩 10km」が愛犬にとって適切かどうかを、犬種・年齢・性格・健康面から詳しく解説しています。

また、10km散歩のメリットやデメリット、安全に続けるコツや向いている犬種まで、飼い主さんのモヤモヤをすっきり解消!

この記事を読めば、あなたの愛犬が本当に10km散歩に向いているのかが分かります。

愛犬との時間をもっと安心して楽しむためにも、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

犬の散歩で10kmはアリ?適正距離の考え方

犬の散歩で10kmはアリ?適正距離の考え方について詳しく解説していきます。

それでは、それぞれの項目について深掘りしていきましょう!

10kmは長すぎる?短すぎる?

10kmという距離、これって長いと思いますよね。でも犬にとって「長いかどうか」は犬種や年齢、体力によって全く違ってきます。

人間に例えるなら、ジョギング好きな人にとっては10kmなんて軽い運動。でも、普段運動しない人にはきつい距離ですよね。犬もまさにそんな感じなんです。

小型犬で家の中メインで過ごしている子にとっては、10kmはかなり過酷。一方で、毎日たっぷり運動している中型〜大型犬なら「ちょうどいい!」と感じている子もいます。

つまり、「10kmが多い・少ない」ではなく、「あなたの犬にとって適しているか?」が大事なんですよ。

普段の様子や歩いたあとの疲れ方などをよく観察してあげてくださいね。

犬種ごとの適正な散歩距離

犬種によって、必要な運動量はかなり違います。

例えば、ゴールデンレトリバーやボーダーコリーなどの活動的な犬種は、10kmでも「もっと歩きたい!」っていうくらい元気いっぱいです。

逆に、チワワやシーズーのような小型犬は、2〜3kmくらいでも満足することが多いですし、それ以上になると体に負担がかかることも。

以下に犬種別の目安を表にまとめましたので参考にしてみてください。

犬種 1日の散歩目安
柴犬 4〜6km
ゴールデンレトリバー 8〜10km
チワワ 1〜2km
ボーダーコリー 10km以上
フレンチブルドッグ 1〜2km(暑さ注意)

あくまで目安なので、犬の様子を見ながら調整してくださいね。

年齢・体調による影響

犬の年齢や健康状態によっても、散歩できる距離は変わります。

若い成犬(1〜6歳くらい)は体力があるので、しっかり運動させてOK。10kmでも問題ない子が多いです。

でも、シニア犬(7歳以上)になると、関節や心臓に負担がかかることもあるので、距離は控えめにしましょう。

また、病気を持っている子や手術後の子などは無理をさせないのが大切です。

「元気そうに見えるから」といってつい歩かせすぎてしまうこともあるので、帰宅後の疲れ具合や足の様子などを観察してくださいね。

10km歩く犬のサインとは?

実は、10kmの散歩が「楽勝!」な犬には、いくつか共通するサインがあるんです。

・歩くペースが一定でバテない

・帰宅後もまだ元気で遊ぼうとする

・散歩中に疲れて座り込むことがない

・ご飯をしっかり食べてよく寝る

このような様子が見られれば、10kmの散歩はその子にとって適切な運動と言えるでしょう。

逆に、途中で立ち止まったり、翌日にぐったりしているようなら、それは「ちょっと長すぎるかも?」というサインかもしれません。

犬の様子をよく観察して、無理のない距離を見極めていきましょう!

10km散歩のメリット7つ

10km散歩のメリット7つについて解説していきます。

それでは、それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう!

①運動不足の解消

やっぱり一番のメリットは、なんといっても運動不足の解消です!

特に室内で過ごす時間が長い犬にとって、外をしっかり歩ける散歩は大事な運動のチャンス。

10kmも歩けば、しっかりと足の筋肉も使われ、代謝も上がって健康的な身体をキープできます。

人間と同じで、犬も運動不足だと太ったり、病気になりやすくなったりしちゃいますからね。

「今日はいっぱい歩いたな〜」ってぐったりするくらいが、実はちょうどいい運動量だったりしますよ!

②ストレス発散になる

犬って意外とストレス溜まりやすいんです。

特に頭のいい犬や、好奇心が強い犬は、家の中だけでは退屈してしまいます。

10kmも散歩すると、いろんな匂いや音、人や犬との出会いなど、刺激がたくさんあるので気分転換になります。

こういった五感を使った散歩は、心の健康にもとても効果的なんですよ。

「吠えが減った」「イタズラしなくなった」という飼い主さんも多いので、実際にストレスが減っている証拠ですね。

③肥満予防・ダイエットに最適

犬の肥満って意外と多い問題なんですよね。

ご飯やおやつをしっかり食べるのに、運動が足りてないと、当然太っちゃいます。

10kmも歩けばカロリーもかなり消費されるので、自然と体重管理がしやすくなります。

特に中高齢の犬にとっては、肥満が関節や内臓に負担をかけるので、ダイエットのためにも歩くことは本当に大切!

ご飯の量を減らすよりも、楽しく歩いて痩せる方が健康的ですよね♪

④飼い主との信頼関係が深まる

長い距離を一緒に歩くって、実はかなりの絆づくりになります。

歩きながら声をかけたり、アイコンタクトを取ったり、ちょっとした信号待ちのときにスキンシップを取ったり……

こうした時間が、犬にとって「飼い主=頼れる存在」としてインプットされていきます。

犬は一緒に何かをすることで、より飼い主と強い関係を築いていく生き物なので、散歩ってまさに最強の信頼づくりタイムなんですよ。

お互いの呼吸が合ってきたと感じたら、もうベストパートナーですね!

⑤しつけ効果が高まる

散歩中は、実はしつけのチャンスがいっぱいです。

「止まる・待つ・進む」「すれ違う人や犬との接し方」「リードの引っ張りをコントロール」など、学べる場面がたくさんあります。

10kmの長距離なら、それだけ実践する場面が増えるので、しつけにもってこいなんですよね。

実際、「散歩でしつけた方が、家の中より覚えやすい」と感じる飼い主さんも多いです。

無理せず、楽しみながらしつけができるので、一石二鳥なんですよ〜!

⑥ぐっすり眠れるようになる

しっかり運動した犬は、本当にぐっすり寝ます。

10km歩いたあとって、適度な疲労感があるので、夜は静かにぐっすり……。

夜泣きが減った、夜中に起きなくなった、という声もよく聞きますよ。

特に若くて元気な犬や、普段活動量が多い犬は、ちゃんと疲れさせてあげることで生活リズムも整っていきます。

寝る子は育つ!とは言いますが、犬もまさにそれなんですよね。

⑦病気の早期発見につながる

毎日10km歩くようになると、自然と「普段との違い」に気づけるようになります。

「今日は歩き方がちょっと変かも?」「疲れやすい気がする」といった変化があったときに、病気のサインかもしれないと気づけるんです。

また、歩くことで筋肉のつき方や体重の変化なども感じやすくなるので、病気の早期発見につながります。

動物病院の先生も「毎日の観察が一番の健康チェック」と言うくらい、散歩の時間って貴重なんですよ!

愛犬の健康を守るためにも、毎日しっかり歩いて、変化を見逃さないようにしたいですね。

10km散歩のデメリット5つ

10km散歩のデメリット5つについて解説していきます。

それでは、それぞれのデメリットについて詳しく見ていきましょう!

①足腰に負担がかかる

10kmという長距離は、やはり足腰にかなりの負担がかかります。

特に小型犬や関節が弱い犬種、シニア犬の場合、歩きすぎることで関節炎や筋肉疲労を起こすリスクがあります。

途中では元気でも、家に帰ったら足を引きずっていたり、翌日動かなくなった…ということも実際によくあります。

歩いている時だけでなく、次の日の様子まで観察して「本当に10kmがその子に合っているか」を見極めてくださいね。

無理は禁物です!

②熱中症や脱水のリスク

暑い日や湿度が高い日には、10kmの散歩は非常に危険です。

犬は人間よりも体温調整が苦手で、汗をかいて熱を逃がすことができません。

特にアスファルトの照り返しはかなりの高温になるため、肉球がやけどすることも。

また、長距離歩くことで水分が失われ、脱水症状を起こす可能性もあります。

朝や夕方の涼しい時間帯を選び、こまめに水を飲ませるなどの工夫が必要ですね。

③時間的な負担が大きい

10kmを歩くとなると、だいたい1時間半〜2時間はかかります。

これ、毎日続けるのはなかなか大変ですよね。

忙しい平日には時間が取れなかったり、天気が悪い日には行けなかったり……

「今日は無理!」となると、犬もストレスが溜まってしまいます。

長距離散歩は飼い主のライフスタイルとも相談して、無理なく続けられる距離にしていくのが大事です。

④老犬・子犬には過酷

成犬ならまだしも、子犬や老犬にとって10kmは過酷すぎる距離です。

子犬の場合はまだ骨が完全にできていないため、無理に歩かせると成長に悪影響が出ることも。

一方でシニア犬は体力が落ちていたり、関節に問題があることも多く、長距離を歩くことで一気に症状が悪化することもあります。

大切なのは年齢に合った運動量。

10km歩くことが目的にならないように、その子に合った距離に調整してくださいね。

⑤急なトラブル対応が難しい

長距離の散歩をしていると、途中でトラブルが起きることもあります。

たとえば、犬が急に足を痛めた、水が足りなくなった、雨が降ってきた、具合が悪くなった……

10km先でこれが起きると、すぐに家に戻れないというリスクがありますよね。

車に乗せられる距離でもないし、抱っこで戻るのも厳しい…そんな場面が実際にあります。

遠くまで歩く時は、途中で引き返す前提でルートを考えたり、念のためにタクシー会社の番号を控えておくなど、準備が必要ですよ。

10km散歩を安全に続ける5つのコツ

10km散歩を安全に続ける5つのコツについてご紹介していきます。

では、順番に詳しく見ていきましょう!

①こまめな水分補給

長距離散歩で一番大事なのが「水分補給」です!

犬は汗をかかないので、気づかないうちに体内の水分がどんどん失われていきます。

特に暑い日や風が強い日は、思っている以上に乾燥してるんですよね。

500mlの水を持ち歩いて、こまめに少しずつ飲ませてあげましょう。

外での水分補給に慣れていない子は、家で練習しておくと安心ですよ〜!

②無理のないペースで歩く

10kmという距離を毎日続けるには、ペース配分がとっても重要です。

最初からハイペースで歩くと、後半でバテてしまう原因になります。

理想は「最初ゆっくり→徐々にペースアップ→最後はクールダウン」という流れです。

犬が自然なリズムで歩けるように、リードの引っ張りをコントロールしてあげましょう。

「今日は少しのんびりで行こうかな〜」って日があってもいいんですよ♪

③途中での休憩ポイントを作る

10kmずっと歩きっぱなしって、さすがにキツいです。

途中にベンチがある公園や、木陰のある道など、休憩できるポイントをあらかじめ決めておくと安心です。

2kmごとにちょっと座って水を飲む、5km地点でおやつタイムなど、犬も飼い主も一息つけるタイミングを作ってください。

犬は疲れても言葉で伝えられないので、「ここで休もうか?」って声をかけてあげるのも大事です。

無理せず、ゆっくり歩きましょう〜!

④夏・冬の気温に注意

気温や天候によっては、10km歩くのが危険な場合もあります。

夏のアスファルトは、昼間だと肉球がやけどするほど熱くなっていることも。

逆に冬は、冷たい風や凍った道でケガの原因になることもあるんです。

散歩に出る前に、地面に手を当てて熱さを確認する習慣をつけるのがおすすめ。

「今日はちょっとやめとこうかな…」って判断も、愛犬を守るためにはとても大切ですよ。

⑤体調の変化に敏感になる

毎日10kmも歩いていると、ちょっとした体調の変化に気づきやすくなります。

「今日は歩きたがらない」「ちょっと足を気にしてる」「なんか元気ないかも?」

そんな小さなサインを見逃さないようにしてください。

帰宅後のクールダウンタイムに、足の裏をチェックしたり、全身をさすって異常がないか確認すると安心です。

「元気が一番!」を忘れずに、無理のない散歩を続けていきましょう!

10kmの散歩が向いている犬・向いていない犬

10kmの散歩が向いている犬・向いていない犬の特徴についてお話しします。

それでは、それぞれのタイプを見ていきましょう!

向いているのは活発な大型犬

10kmの散歩に向いているのは、やっぱり運動量の多い大型犬です。

代表的な犬種でいうと、ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバー、ボーダーコリー、シベリアンハスキーなどですね。

これらの犬たちは「走る」「遊ぶ」「働く」ことが本能的に好きなタイプなので、10km歩くくらいじゃ物足りないくらいの子も多いんです。

体力があり、筋肉もしっかりしているので、長距離でもバテにくく、むしろ楽しそうに歩いてくれますよ。

ただし、それでも水分補給や休憩は忘れずに!

向いていないのは短足・短頭種

一方で10kmの散歩にあまり向いていないのが、短足の犬種(ダックスフンドやコーギー)や、短頭種(フレンチブルドッグ、パグなど)です。

短足の犬種は、足の長さに対して歩数が多くなるので、すぐに疲れてしまう傾向があります。

また、短頭種は呼吸がしづらく、暑さにも弱いため、長距離歩くことで熱中症になりやすいんですよね。

これらの犬たちには、短めの距離をこまめに分けて歩くスタイルが向いています。

「頑張ってるけどしんどそう…」と思ったら、すぐに休憩してあげてくださいね。

向いている年齢・向いていない年齢

年齢によっても、10kmが向いているかどうかは大きく変わってきます。

基本的には、1〜6歳くらいの元気な成犬がベストです。

この年齢の犬は体力もあって、筋肉もしっかりしているので、長距離でも対応できる子が多いです。

逆に、1歳未満の子犬や7歳以上のシニア犬は無理をさせないように。

成長途中の子犬は、骨や関節に負担がかかりやすく、シニア犬は疲れやすかったり、持病のリスクも高まるためです。

年齢に合った距離感を心がけましょう!

性格的に散歩好きなタイプとは?

犬にも性格がありますよね。

10kmの散歩が向いているのは、「好奇心旺盛で外が大好き!」なタイプの犬です。

例えば、初めての道でもクンクン匂いを嗅いで楽しそうに歩く子、他の犬や人に出会っても元気に挨拶できる子なんかは、散歩が大好きな傾向にあります。

逆に、インドア派でビビリな子、すぐに怖がって動けなくなるような子には、無理をさせないのが大切です。

その子の「散歩に対するモチベーション」をよく観察して、無理なく続けられるスタイルを見つけてあげましょう!

まとめ|犬 散歩 10kmは愛犬の個性に合わせて調整しよう

10km散歩に関するチェックポイント
10kmは長すぎる?短すぎる?
犬種ごとの適正な散歩距離
年齢・体調による影響
10km歩く犬のサインとは?

犬の散歩で10kmという距離は、一見すると「長すぎるのでは?」と思ってしまいがちですが、実は犬の個性や体力に大きく左右されるんです。

特に活発な大型犬や散歩が好きな性格の犬には、10kmがちょうど良い運動になることもあります。

ただし、小型犬やシニア犬、体調に不安のある子には無理をさせないよう注意が必要です。

毎日の散歩は健康管理の大切な時間。愛犬の様子を観察しながら、その子に合ったペースで無理なく続けていきましょう。

散歩の距離よりも、愛犬が楽しめるかどうかが一番大切ですよ。

さらに詳しい犬種別の運動量については、【ペットウェル|犬の運動量ガイド】も参考になります。