土日や祝日に葬儀がある場合の扱いは?

家族の訃報を受けた際、多くの人が職場に忌引きの申請を行います。

葬儀を土日や祝日に実施する場合、忌引きの扱いがどうなるか気になる人もいると思います。

そこで本記事は、忌引きの扱いについて詳しく解説します。

土日や祝日に葬儀がある場合の忌引きの扱い

土日や祝日に葬儀が行われる場合でも、これらの日は忌引き期間に含まれます。

例えば、金曜日に忌引きとなった場合、金曜から日曜までの3日間が忌引きとしてカウントされることになります。

忌引きの日数は、故人との関係によって異なります。

配偶者の場合

配偶者が亡くなった場合、通常、最長で10日間の忌引きが認められています。

これは遺族が喪主を務める可能性が高く、多くの準備と手続きが必要になるためです。

身近な人を失う心理的な影響も大きく、そのため忌引きの期間も長めに設定されることが多いです。

両親の場合

両親が亡くなった場合、一般的には最長10日間の忌引きが適用されます。

一方、配偶者の両親が亡くなった際は、忌引きは3日間とされています。

子供の場合

子供が亡くなった場合には、一般に5日間の忌引きが適用されることが多いです。

兄弟姉妹の場合

兄弟姉妹が亡くなった場合は、通常3日間の忌引きが認められています。

祖父母の場合も、同様に3日間の忌引きが適用されます。

忌引きの連絡方法

職場への忌引きの連絡方法について解説します。

電話での連絡

家族が亡くなった際の忌引き取得手続きについて説明します。

忌引きを申請する際に、必ずしも職場に出向く必要はありません。

直属の上司に電話をして忌引きの申請ができます。

連絡時には、故人との関係、通夜と葬儀の日程、葬儀の場所、自身が喪主かどうかを伝えることが重要です。

特に葬儀の日程と場所の情報は、間違いのないように注意深く伝えるべきです。

メールでの連絡

直接電話が難しい場合には、メールで忌引きの連絡をしても問題ありません。

メールで連絡する際は、以下の情報を詳細に記述することが重要です。

  • 故人との関係及び死亡日
  • 忌引きの申請とその期間
  • 葬儀の日程と場所
  • 緊急連絡先

上記情報を正確に伝えることで、いつまで忌引きか分かるため、業務の引継ぎを検討することができます。

また、担当業務の引き継ぎが必要な場合は、関係する上司や同僚にメールで情報を送ることを忘れないでください。

電話での確認が取れた後、メールで引き継ぎ内容を整理して送信するとより良いでしょう。

忌引き申請時に証明書の提出が必要なケース

忌引きを申請する際に、一部の職場では証明書の提出が求められることがあります。
これは、不正な休暇を防止するためです。

忌引きは通常、有給休暇とは異なる扱いを受けることが多いです。
忌引きの証明としてよく要求される書類には以下が含まれます。

  • 死亡診断書
  • 火葬許可証
  • 会葬礼状

死亡診断書は葬儀の手続きに不可欠であり、会社へ提出する前にそのコピーを取っておきましょう。
また、個人情報を保護するために、提出する際には不要な情報を黒塗りで隠すことが望ましいです。

火葬許可証は公的機関から発行される公式な書類であり、これのコピーも提出可能です。

一方、会葬礼状は密葬や家族葬の場合には発行されないことがありますから、他の書類を準備する必要があります。

まとめ

今回は、忌引きの扱いについて詳しく解説しました。

忌引きは土日や祝日を含めて計算されることが一般的です。

また、忌引きの期間は故人との関係によって異なるため、申請する前にはその詳細を確認することが大切です。
職場によっては忌引きの申請時に証明書の提出を求められることがあります。

必要な証明書については事前に確認し、提出が必要な場合はそのコピーを用意しておきましょう。

本記事がみなさまの生活にお役立ち出来ると幸いです。